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NEW TEA LAB #003 山下貴嗣 TAKATSUGU YAMASHITA / Minimal -Bean to Bar Chocolate / 富ヶ谷

Thu, Jan 28, 21

[THEME] チョコレート × 日本茶

日本茶の可能性を追求する茶葉屋【GEN GEN AN 幻】
その周囲に集うさまざまなジャンルのプロフェッショナルとの茶実験談義「NEW TEA LAB」。
第三回目となる今回、話を伺ったのは、富ヶ谷に本店を置くチョコレートブランド、Minimal -Bean to Bar Chocolate -(ミニマル) の山下貴嗣さんです。
2021年2月2日に発売されるチョコレート「New Green Tea Chocolate(至高の緑茶貯古齢糖)」。食べる “緑茶” をテーマに開発されたこのチョコレートが生まれた背景や込めた想いを伺いました。





「出会ってすぐに、共鳴した感じがあったんです」

Minimalの山下さんとEN TEA代表の丸若の出会いは、GEN GEN ANだった。共通の知人の誘いでオープン間もないGEN GEN ANに来た山下さん。それが丸若との初対面となった。「『チョコレート』の世界と『日本茶』の世界、当初はお互いに別物だと感じていたはずです。少なくとも僕は「チョコレート」をよく知らなかった。ただ、GEN GEN ANでの出会いを経て、話を伺っているうちに、カテゴリーは違えど、何をしたいと思っているのか、目指しているところや理念に非常に近いものを感じたんです」丸若は当初の出会いをそう振り返る。お互いに、茶とチョコの今の在り様へのアンチテーゼを持っていた。その共通点で一気に距離が縮まったという。売れそうなものを作ることが「善」とされる中で、シンプルに「お茶の多様性」を探求したいという気持ちと、「チョコレートを楽しむ」というジャンルでトライをしてみたいという気持ちが丸若の中に生まれ、山下さんを誘う形で「茶チョコ」開発のプロジェクトは走り出した。


商品化へのプロセスは、お互いの“言語交換”

「カカオの持っている要素とお茶の持っている要素は本来近いんです。渋味・甘味・苦味・酸味・塩味・青み・旨味。その要素を僕らは僕らで、EN TEA は EN TEAで、お互いにメジャーを持ちながら作っている。つまりは互いに別の言語を持っているということがわかりました。その言語を深く理解し、相互コミュニケーションが取れたこの2年があったからこそ、きちんと商品という形に落とし込むことができたんだな、と感じています」

今回のプロジェクトは、ビジネスとしてのゴールをおかず、時期も決めずに始まった。互いの信頼とワクワク感で、ケミストリーが起こるプロセスを楽しむ、ということ。事業としてはあまりない形だが、その取り組みが「粋だな」と思ったと山下さんは言う。


100年先の未来を見る

今は挑戦でも、100年続けば文化になります。
私たちは、新しい文化を作るため
Minimalのチョコレートを作っています。

これは、Minimalが掲げるVisionの冒頭の一説だ。

不安定な状態を楽しむこと、現代から未来に何を残せるのかを考えるということ。その美意識のすり合わせをしていくことが今回のプロセスだったという。普通はやらないことができた、できるんだという自信にもつながった。「心意気が大切」山下さんはそう言い切る。

「チョコレートの場合は、“甘み”の要素が大きく最初のインパクトが強い。でも、私たちはその後の味の変化にもこだわっている。EN TEAの茶師である松尾さんも一緒で、お茶の場合はそれがもっと繊細。ファーストインパクトからテールまで、時間軸の奥行き・ストーリーがあって、松尾さんの作る茶葉には“瞬間芸”のようなものが凝縮されている。その移ろいや儚さの価値観を大切にしたかったんです。」
丸若は言う。「お茶は例えるなら水墨画や漫画。白黒かつ濃淡で演出をするもの。比べてチョコは油絵。今回のコラボレーションは、水墨画を油絵風に描くのでも、水墨画風に油絵を描くのとも違う、『新ジャンルの創出』を目指しました。」既存の枠組みも概念も超え、21世紀という現代から未来に向けた、新しい価値の提案なのかもしれない。





茶の奥行き・儚さをチョコに刻印する

「今回できあがった “New Green Tea Chocolate(至高の緑茶貯古齢糖)” の真ん中にある“甘さ”や“旨味”は、茶葉からきているものです。食してもらうとわかるのですが、味の膨らみが素晴らしい。チョコの甘みから入って、茶葉の甘み・旨味に変化し、青み・渋みへ抜けていく。松尾さんがつくってくれた茶葉があったからこそ、砂糖やミルクを減らし、その美味しさを引き出すことができました」
約2年に渡る開発期間中の試作の中には、チョコレートと茶葉のどちらの特性も強める方向で作ったものもあったという。いわば「足し算」スタイルの茶チョコレートである。「実際、美味しいものはできました。でも強すぎるな、という感覚があった」そう山下さんは振り返ります。今回の完成品の決め手となったのは、長期間をかけたからこそ深まった、「EN TEAの茶」への理解度。互いの言語交換を経て深い理解を得たからこそ、その奥行きと儚さをチョコに「プリントできた」という実感を得て完成に至ったという。





いわゆるお茶チョコとは一線を画す “New Green Tea Chocolate(至高の緑茶貯古齢糖)
期間限定・数量限定での発売となるが、茶とチョコ、互いの実験はまだまだ続いていきそうだ。


Minimal -Bean to Bar Chocolate(ミニマル) × GEN GEN AN幻
New Green Tea Chocolate(至高の緑茶貯古齢糖)
2021年2月2日発売

GEN GEN AN NEW TEA LAB

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