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NEW TEA LAB #009
青山翔太郎/音楽家

Sat, Feb 12, 22


[THEME] 「音」と「茶」

日本茶の可能性を追求する茶葉屋【GEN GEN AN 幻
その周囲に集うさまざまなジャンルのプロフェッショナルとの茶実験談義「NEW TEA LAB」。第九回目は、長崎県・波佐見にオープンしたニューGEN GEN AN幻の音楽を手がけるクリエイター 青山翔太郎さんを迎えて「茶と音談義」。茶との出会いによって新たに生まれたプロダクト“250ml of mind journey”について語っていただきました。



空間と音楽

2021年10月にオープンした、長崎県波佐見町のニューGEN GEN AN幻『OUCHI』。波佐見焼のメーカーであるマルヒロが構えた公園『HIROPPA』の中の古民家を活用したこの店舗には、絶えず音楽が響いている。「過去」と「未来」というテーマを与えられた青山さんが制作したオリジナルの音源だ。

「青山さんにはGEN GEN AN幻の銀座店の立ち上げ時にも関わっていただきました。その後、佐賀県嬉野にあるEN TEAの茶畑にも、HIROPPAのある波佐見にも来ていただく機会があったのです。『OUCHI』という空間に流れる音楽をどうするかをずっと考えている中で、空間を実際に知っていて、きちんと関係値を築けている方にしか頼めないなと思っていて。基本的には丸投げの状態で作っていただきました。」(丸若さん)

「以前関わったとある仕事で、明確に区切られていない空間での音作りをした経験があったのと、“NF”という僕が参加しているプロジェクトで日本家屋について学ぶ機会がありました。完全な仕切りがなく扉で密閉されていない、『間』と『間』をつなぐという日本家屋独特の造りと、その造りに沿った音作りをどうするか、がテーマでした。今回もその経験を活かし、音の行き来、混ざり合いを楽しめるようにできれば、と。ここ数年で取り組んでいたことの集大成になったかなと思います。」(青山さん)



過去と未来

「過去」と「未来」というテーマに合わせて2曲。「過去」のタイトルは「TEA NOSTALGIA」。ピアノやギター、ストリングスなどアコースティックのみの音源で紡ぐ、ゆったりと、どこか懐かしさを感じる一曲だ。幼稚園でサンプリングしたという子どもたちの声がときおり響き、より一層ノスタルジックさを増す。テープのデザイン自体も、古いカセットテープをサンプリングした外観だ。
「未来」のタイトルは「FUTURE REFLECTIONS」。ビートが入った少し軽やかさを感じる音のつくり。「TEA NOSTALGIA」とは異なり、デジタルな音源で組んだというこの曲は、確かに「未来」を感じさせながら、お茶を淹れ、味わう空間に馴染んでいく。

「OUCHIの空間自体が、古民家という『過去』の遺物をそのまま用いながらも、内装や佇まい、足を踏み入れたときの印象として、『現代』というよりも少し『未来』を感じる空間にアップデートされているな、という感覚がありました。そこから自然と『過去』と『未来』というテーマが生まれたんです。」(丸若さん)

「『別々なものを混ぜ合わせる』という取り組みでした。テーマが『過去』と『未来』だったので、その2つを混ぜたときに『現在』になる。2021年の夏に波佐見に行き、実際に建物を見て、その場所の空気を感じた上で制作を進めていきました。2つのカセットプレイヤーを音源として、異なる場所に配置して流すことで、OUCHIの入り口にいくとちょうど2つの音が重なり合って聞こえます。」(青山さん)

OUCHIでは、居る場所によって2曲が混ぜ合わさり、新たな音として空間の中を漂う。仕切りのない「間」と「間」を曖昧な境界でつなぐ日本家屋の特徴を活かした音作り。ふたつの異なる曲なのに、どこから融合を始めても不思議とひとつの音楽として成立する。体験しなくてはわからない、体験すると心が動く「音」である。



アナログとデジタル

青山さんのスタジオの中には、世界各国の楽器や機材が所狭しと置かれている。アナログな音、デジタルな音、生活音、自然音、そのすべてを取り込んで「曲」にまとめていく作業。そして、今回発売するプロダクトは、「カセットテープ」というアナログな媒体に付随して、QRコードでダウンロード可能なデジタル音源がついてくるという仕様だ。

ことカセットテープに至っては、ふたつのカセットテープを一度分解し、片面同士を再度つけ直すという、なんともアナログな手法で制作されている。一枚のカセットテープの両面に、「過去」と「未来」がしかと存在している。(このカセットテープ制作を手がけたのは、GEN GEN AN幻 渋谷の内装にも関わる家電蒐集家の松崎順一さん。すべて手作業での途方もない作業である)

曲のスタイリッシュさとは対局を為すかのような「行為」とそれにかかる「時間」。それらが重なり合ってこそ、プロダクトの面白さに収束していく。ともにおもしろがることのできる仲間たちへの存在と、プロダクトへの愛をふんだんに感じる。

左:「過去」をテーマにした「TEA NOSTALGIA」
右:「未来」をテーマにした「FUTURE REFLECTIONS」

茶と音

“250mL of mind journey.”と名付けられた音源とマグカップ。単に「おもしろい」だけで生まれたわけではない。時勢の影響もあり、なかなか波佐見へと足を伸ばすのが難しい現在。この体験をどうにか届けたいと思って生まれたプロダクトでもある。

「おうちの中でお茶を愉しめるグッズを、ということで作りました。」(青山さん)
「リアルな場があってからの音源リリースに繋げていくというのは当初から考えていたことですが、実現できて嬉しいです。“HIROPPA”という場で生まれた温度感をそのまま家の中に持ち帰ってほしいな、と。OUCHIからおうちへ、ですね」(丸若)

東京から遠く離れた長崎県波佐見町。悠々と山羊たちも暮らす『OUCHI』の中で響く2曲を、いかに近しい存在として届けられるかを考えた上で考えられたオリジナル作品。おうちの中で、一曲をカセットプレイヤーで流しながら、ダウンロードしたデジタル音源をPCから流してみる。別の音源から流れる2曲を重ね合わせる。そうすると、2曲の融合を家で体験することができる。遠く『
OUCHI』への想いを馳せ、『OUCHI』へ行ったことのある人にとっては場の追体験ともなりうる、新たな音楽体験だ。

マグカップにもこだわりを詰めた。GEN GEN AN幻としては「いかにお茶を美味しく飲んでもらえるか」が永遠のテーマ。今回のマグカップは、マルヒロのB品マグカップにプリントを施した数量限定のオリジナル。どんなお茶でも美味しく飲めるように、内側に250mLの目盛りがついている。

「本当に単純なことなんですが、お湯の量と茶葉の比率の関係性はすごく大切で。EN TEAのティーバッグは、種類に関わらずおおよそ250mLのお湯で淹れるように作っています。それを毎回量って淹れてもらうというのが手間になる。目盛りさえあればそれがクリアになります。これまでずっとやりたくてできていなかったことを、今回のタイミングで実現させていただきました」(丸若)

「茶と音」という、GEN GEN AN幻 オープン当初から丸若が掲げてきたテーマ。青山さんとの協業により、5年越しで今回、「カセットテープとマグカップ」という形として結集した。


“250mL of mind journey.”
音楽を聴き、一杯の茶を味わうその時間、心の旅へと誘われる。
このタイトルは、「茶と音」の最適な関係性を表している。



(250mL of mind journey. の楽しみ方)
・カセットプレイヤーを用意しましょう。
TEA NOSTALGIA
FUTURE REFLECTIONS どちらか1曲を流してみましょう。
・ダウンロードコードから、PCに曲をダウンロードしてみましょう。
 カセットプレイヤーで再生していない方の1曲を流してみましょう。
・2つの音源を聴きながら、ゆったりとお茶を淹れてみましょう。
 必要なお湯は250mLです。
・深呼吸をしながら、お茶をじっくり味わいましょう。
・“250mL of mind journey.”の始まりです。


■商品詳細
①カセット&マグ 4,950円
②カセット(ジャケットスリーブ付き)1,980円

■販売情報
完売しました
受注、販売開始:2月11日(金)18時より開始
※カセット&マグは受注開始後、到着は3/14前後を予定しています。

■販売店舗
- GEN GEN AN幻 オンラインストア
https://gengenanginza.stores.jp/
※マグは「Green」のみ販売

- GEN GEN AN幻 in 渋谷 
※カセットのみの取り扱いとなります。
※2月15日(火)〜店頭販売開始となります。

- Hyōgu オンラインストア
https://www.hyogu.jp/
※マグは「Gray」のみ販売



Edit & Text:Kana Takeyama(PARK 365

GEN GEN AN NEW TEA LAB

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