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OUR STORY

「美味しい」ではない、
「美しい味」の茶を多くの人へ

「茶」は、日本において約1300年の歴史をもつ飲み物です。仏教と共に神秘的な存在として受け継がれてきたと同時に、江戸時代後期には人々の日常に欠かすことのできない一服の役割も果たしてきました。「茶」からは日々の生活に根ざした上質な味わいや、日本文化のみならず東洋の思想や美意識を感じることができます。

茶を飲むという習慣は、目まぐるしく変わる時代にあって惰性に流されることのない今を感じ、自分を見つめ直す機会を生み、人々に心の和らぎを与えてくれています。そんな時を満たす “美しい茶”のあり方を追い求めることが私たちの目指すものです。

“美しい茶”とは、茶をとりまくヒトやコトの調和がとれたもの。茶を飲む人も作る人も大切にし、その人の心の映し鏡となりいつでも満足のいく味わいと非効率的であっても妥協しない茶葉への思いが無理なく両立した茶づくりです。この思いを大切にした美しい茶をより多くの人へお届けしたいと思っています。

 

EPISODE :01

人と人とをつなぐ茶づくり

2017年に誕生したEN TEAは、代表の丸若 裕俊とマスターブレンダーである松尾 俊一が出演したひとつの会から始まりました。

日本文化にまつわるプロダクトやプロジェクトのプロデュースを手がける丸若 裕俊がパリ・ギメ美術館で行った『日本茶と器』という講演会で登壇したのが、現・EN TEAのマスターブレンダーである松尾 俊一です。この「日本茶と器」の会でフランスの方々から“日本茶のイメージを一新した”と賞賛を受けたことにより、二人は茶の可能性を見出し共に歩むこととなったのです。その後もいくつもの巡り合わせがあり、新しい茶の世界を目指す作り手たちが集まり、同じ思いをもって茶づくりに取り組んでいます。

EPISODE :02

思いでつながる茶畑仲間

EN TEAの拠点は、佐賀県と長崎県の境にある九州の里山にあります。このあたりは昔、肥前国と呼ばれており、日本で初めて緑茶が生産された地域のひとつといわれています。そのため、周囲には伝統的な栽培や製茶技術をもつすばらしい茶農家が多く存在します。私たちは「単一農園茶」にはこだわらず、同じ思いをもった茶農家の方々とつながり、茶の本質的な楽しみを、新しい解釈で文化としてこの地域一帯から広めていくことに力を入れています。

日本全国の茶文化発展を目指す作り手と共に切磋琢磨しながら、安心・安全な茶葉づくりによる美しい味の茶を広めていきたいと思っています。

EPISODE :03

理想とする味へのアプローチ

多くの人がもっているイメージとして、「良い茶葉=美味しい」がありますが、本来、美味しい茶を飲むためには、素材や道具、技術(淹れ方)が大切です。EN TEAはこの3つの要素に対し、私たちのできる限りの手間隙をかけ、飲む人がそれぞれのシーンで満足する「美味しい」を提供していきたいと考えています。それが私たちの目指す美しい味です。

素材

自然と向き合い育てられた茶葉

他の農作物と同様、茶においても人工的な農薬、肥料を使った栽培が多くを占めています。現在はそうした栽培方法に疑念をもち、やり方を一から見直して非効率的であったとしても飲む人の期待に応える丁寧な作り手が増えてきました。私たちも人の手、自然の恵みを感じられる茶葉を届けることに重点を置いています。

道具・技術

状況に左右されず茶葉を生かした飲み方ができる

本来、茶器の良し悪しや淹れ方によって茶の味わいは大きく変わります。茶葉の魅力を引き出すには、道具の機能性や淹れる人の抽出技術が必要だからです。ただ茶葉を生かす飲み方をマスターするには、コストや時間がかかってしまう……。さらに、茶葉の魅力の細部まで再現したいとなると、基本の抽出方法からの工夫が求められます。そんな個人の茶の楽しみ方におけるハードルをなくすべく、EN TEAは誰でもいつでも美味しく淹れられるティーバッグに着目しました。ティーバッグの検証を繰り返しその可能性を具現化した商品をメインにご提案しています。安全・安心かつ優れた抽出性で、再生可能な植物を原料とする「ティーロード®ソイロン®」という日本ではまだ希少な素材を用いたティーバッグで淹れることを前提に、茶葉のブレンドや仕上げ方を工夫し、商品化しています。

 

EPISODE :04

どのシーンにも溶け込むものを

EN TEAの茶葉やノウハウは特別な体験を求めるゲストが訪れる老舗宿泊施設や飲食店、人生をより豊かにしたいと願う人々のプライベート空間やオフィスで楽しんでいただいています。そこに至った背景には、晴れの日と日常を横断しながら創ってきた私たちだからこそできるスタイルと、あらゆるシチュエーションへの対応力が大きく関わっています。

 

EN TEAが彩るさまざまなシーン

  • OUTDOOR

    外の空気と

  • CAFE&HOTEL

    生活とおちゃ

  • GIFT

    ちょっといいEN TEA

  • RECIPE

    EN TEAを使ったレシピ


MEMBER

丸若 裕俊

EN TEA主宰、 GEN GEN AN 代表

東京生まれ横浜育ち。多種多様な文化が交わる港町で幼少期を過ごした後に、日本各地を旅する中で職人との交流が深まり、日本文化をプロデュースする丸若屋を設立。
松尾俊一との出会いにより、自身の集大成として茶の可能性を世界に伝えることを目的にEN TEAを設立。

2008 PUMA × 九谷焼プロジェクト「KUTANI with MARUWAKA」
2009 上出長右衛門製作 「髑髏お菓子壷花詰」プロデュース / 森美術館「医学と芸術展」展示、金沢21世紀美術館所蔵
2012 小学館創業90周年記念 千住博「源氏物語」限定 BOX 制作 プロデュース
2014 有田焼400周年事業 “SEEDS of ARITA Project” プロデュース
2016 DINING OUT ARITA & with LEXUS プロダクトプロデュース / プロデュース映像 伊万里焼「文祥窯」 カンヌ コーポレートメディア&TVアワード ゴールド受賞
2017 EN TEAと共にGEN GEN AN幻を発足

2019 G20配偶者プログラム 総合プロデュース


松尾 俊一

マスターティーブレンダー

1978年佐賀県生まれ。代々茶農家を営む一家の中で育つ。医療関係の従事経験を経て、家業である茶農家となる。幾度の国内外での受賞を経て、自身の求める未来の茶の在り方を目指しEN TEAを発足。茶農家の経験と、高い技術、感性で緑茶作りを中心にマスターブレンダーを務める。


野邊翔平

ティーディレクター

1987年兵庫県生まれ。カイロへの留学中に現地の茶文化に触れ、帰国後茶業界へ。京都、石川と経験を重ねる。2017年新規就農を志して長崎に移住。その後、松尾と出会い2018年EN TEAに参加。 多様なキャリアを生かし、主に製茶、焙煎から、ブレンド茶の開発、手炒り釜炒り茶の製造まで手がける。